tomorrowの専門性

tomorrowの専門性

ABAについて

心理学の中の行動分析学を基盤とした応用行動分析。ABAにより、勉強だけでなく毎日の生活の中で困った場面を分析することで、たくさんの「できる」を積み重ねていきます。

ABA療育は障害の特性に対し非常に効果が高く、また早期に行う事により知能指数(IQ)を高いレベルまで上げることが可能です。

問題行動に対して、反応する(叱る)ことは行動を減少させ、一時的に不適切な行動を阻止する。
しかし、それは「一時的」であり、逆に自分に「関わってくれる」「注目してくれる」と理解(誤学習)する事もあります。

ABAによる効果的な方法とは・・。

目標に対し現在の課題分析を行ない、プロンプト(適切な援助)しながら適切な行動を形成します。プロンプトは徐々に減らしていき般化させていきます。 望ましい行動にはほめてあげる(正の強化)、望ましくない行動を 止めさせたい場合は無視をする(消去)などの原理を応用していきます。 つまり「ほめること」、また「不適切な行動をしてもあまり過剰なリアクションをしないこと」により、その行動に意味がないことを強調し、適切な行動の理解につなげます。

TEACCHについて

視覚構造化(目で見てわかるようにすること)、物理的構造化(隣を見て気が散らないようにパーティションをおくなど)を含む構造化(わかりやすくすること)、 ワークシステム(何をどのような順番でするかをわかりやすくすること)、スケジュールの可視化(予定を目で見てわかるようにすること)があり、これらがTEACCHの4原則と呼ばれています。

TEACCHには9原則といわれるものがあります。「常にオープンであり・新しいアイデアを受け入れる事」が提唱されています。簡単にまとめると以下の様な内容になります。

  • 障害の特性を認知・行動学的な視点で見る
  • 保護者と専門家が協力する
  • 新しいスキルを教え、環境を調整する事で適応性を高める。
  • 子供の様々な状況やゴールを見据えて個別評価を行う
  • 学習と自立を支援するために、構造化された指導方法を活用する
  • 認知理論と行動理論を活用する
  • スキルを伸ばすと同時に弱点を受け入れる
  • 周囲の全体像と家族との関係で子供達を捉える
  • ライフステージに基礎を置いたサービス

じりつ→自律→自立

  • 「じりつ」は、子どもが生まれ初めて立ち歩き始める時期。
  • 「自律」は、「~したい」という衝動と「~してはいけない」という制御する気持ちの間を悩みながらも「社会」の中で「生きていく力と判断力」を育てる時期。
  • 「自立」は、文字通り「自分で立つ」、「ひとりだち」する事。
  • 「自立」までの過程で必要なことは、
  • ①困難を乗り越え、自己肯定感を持つこと
  • ②得意分野に自信を持ち発揮すること

障害が有る、無しにかかららず「みんな違ってみんな良い」と言われますが大切なことは発達段階における「自律」の時期にどのような療育をうけるかによって「自立」できるかどうかできまること。 この重要な時期にtomorrowは力を注ぎます。

DTTとは・・不連続試行法

自然な状況の中で、学習する事が難しいお子様に対し、シンプルな環境空間を設定し(子供用の机と椅子のみ)学習してもらいたい内容だけをスモールステップで行う。

  • ABAの行動介入のひとつ。
  • ABAは、保護者が感じているお子様の「困っている」行動を減らし
  • 適切な行動を促進させる効果的な療育方法です。
  • 適切行動を増やしていく効果は科学的に証明されています。

般化とは→望ましい行動が確立され、他の場面でも応用可能。

ある刺激に対して特定の反応が条件づけられた場合、類似の刺激(似た刺激)に対しても同様の反応が生起することを言います。

例:白衣着用のドクターに注射されて泣いた子どもが、薬局で白衣を着た人を見て泣くようになる、インターホンの音と携帯電話の着信音が似てたために、インターホンが鳴ったらつい電話の出てしまう等。

体幹とは

体幹(腹筋・背筋)をしっかり育てることで、バランス能力やスピード、良い姿勢を保つ事ができます。特に、良い姿勢と体幹の強さとは、深い関係があります。姿勢が崩れやすい子どもは、体幹を支える筋緊張の調整力が低い場合があります。
いくら、「姿勢をちゃんとして」「背中を伸ばして」等伝えても、弱い体幹筋肉で身体を支え、姿勢維持しようとするため、机に肘をついて身体を支えようとしたり、椅子からずりおちそうな後傾姿勢になったりするのです。

また、体幹の強さとバランス能力にも、関係性があります。
理由もなく、体をゆする行動があるお子様には平衡感覚の刺激が足りないと脳が感じ、自己刺激的に「身体をゆする等」の行動や、「多動」「体の一箇所を常に動かす」等の行動がみられます。
これは、平衡感覚が低反応のためであり、平衡感覚を育てるトランポリンやバランスボール集団で行なう「しっぽとりゲーム」「ハンカチ落とし」等が効果的です。